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Witting Technology社製
MultiScope22-321をWidnowsXP&USBで使う

カタログ
Witting Technology
I・O DATA

22-321の取扱店
秋月電子通商

※コンテンツの内容は動作を保証するものではありません動作しない場合も十分に考えられます。自己責任で作業を行ってください。


これは測定器の話です

今回はパソコンを利用していますが、測定器の話。
オシロスコープやシンクロスコープなどと呼ばれている波形を読みとる機械の話題です。

電子関係や電気機器のラインでは品質管理などで波形のチェックをするのに利用しています。
ふつう個人で利用する機会はマレというかゼロでしょう。
なぜそんな物を購入するかは突っこまないように(^_^;)
今回は設定メモも兼ねて作成していますので記事としては?です。あしからず。

使用機器

・マルチスコープ22-321(Witting Technology)
サンプリングレート20MHz、2Ch入力のオシロスコープ(各Chはアイソレート(電源信号分離)されている)

・RS-232 USB変換コネクタUSB-RSAQ2(I・O DATA)
USBポートしかないPCでCOMポートを利用したTAなどを接続したいときに使用する。

・パソコン MebiusMURAMASA(SHARP)
モバイル用ノートPCのためUSBポートしかないモデル。

・OS
WidnowsXP HomeEditionを利用しました。購入したノートPCにはじめから入っていたものです。

問題点?

Witting Technologyのダウンロードページから最新ファームウェアと一緒にダウンロードすることができます。最新バージョンは、Ver.2.0となっています。(2003.3現在)

利用できるOSは、Widnows95/98/NTとなっていて、Windows2000やXPでは動作保証していません。

また、販売店の紹介では、USB変換では動作しないと注意書きがしてあります。

手順

必要な機器は購入されているのが前提で進めていきます。(^_^;)

1.Witting Technologyのダウンロードページから最新ファームウェアをダウンロード
これには、最新のソフトウェアとマルチスコープのファームウェア、そして取扱説明書がまとめられています。

2.ソフトウェアインストール
一般的なソフトのインストールと同じです。
案内に従ってインストールをしてください。

3.RS-232 USB変換コネクタのドライバインストール
製品に入っている説明書を読んでドライバを導入してください
順序は2.と逆になっても問題ありません。

4.RS-232 USB変換コネクタの設定
ここがWidnowsXPで動作させるためのポイント1です。
3.の作業で、変換コネクタをPCに接続して仮想COMポートが作られた状態になっていると思います。
コントロールパネル−システム−ハードウェア−デバイスマネージャの選択の流れで、デバイスマネージャを開いてください。(変換コネクタの説明書にも開き方が書いてあります)


コントロールパネル−システムを開き、ハードウェアタグまで進んだところ

デバイスマネージャを開いたら、ポート(COMとLPT)を展開して、拡張ポート(USB-RSAQ2)(COMx)を選択肢しプロパティを開きます。(ダブルクリックでプロパティ画面になります)


デバイスマネージャでRS-232 USB変換コネクタを選択する

プロパティでは、ポートの設定タグを開いて、以下の設定を行います。
(1)ビット/秒=19200
(2)データビット=8
(3)パリティ=なし
(4)ストップビット=1
(5)フロー制御=なし
ここでのポイントは2つあり、ビット/秒を19200より速くしないこと。速くすると通信を失敗する確率が高くなりリセットしない限り制御不能になる場合があります。スコープのカタログでは、56kbps対応とありますがCOMポートでは利用できない速度です。
もう1つは、フロー制御を”なし”に設定すること。これが標準では”あり”になっているはずです。
”あり”では、通信が正常に行えません。


ポートの設定を行う

同じ画面で、詳細設定を選択します。
FIFOバッファを使用するバッファ設定を以下のようにします。
(1)受信バッファ=高(14または最大)
(2)送信バッファ=低(1または最小)
この設定で通信がうまくいかなければ、FIFOバッファを使用するの□チェックを外して、使用不可にしてください。


詳細設定のFIFOバッファの設定
ここでは、COMポートの番号も変更することができる。

これで、設定は終了です。

5.ソフトウェアの設定
PCでスコープを利用するためのソフトはそのままでは正常に動作しません。
ショートカットかプログラムメニューで起動させるソフト名の上で右クリックをして、プロパティを開いてください。
互換性タグを選択し、□互換モードでこのプログラムを実行するにチェックを入れ、互換プログラムをWidnows95にセットしてください。
Widnows98/Me/NTを選択した場合には正常に動作しない場合が多くありました。

以上ですべての設定は完了しました。
スコープとPCを接続し、PC用のソフトを起動すれば、スコープ操作と表示をPC上で行うことが出来ます。


プログラム互換モードでWidnows95を使用するように設定する

6.動作中の模様


右下のランプ表示が緑色なら正常、赤色ならエラーとなる。
また、メニューバーのスコープアイコンを選択すると次の画面になる。

使用するCOMポート番号や、ファームウェアのダウンロードが行える。
Personal IDにCATxxxxxが表示されていない場合は、通信が正常に行えていない状態。

補足(注意点)

PC用のソフトは、エラー発生が多く、頻繁に強制終了する場合があります。
PCの再起動をしなくても、プログラムを再実行できますので、根気よく起動させてください。

メニューバーのスコープアイコンで開く設定画面で、Personal IDが表示されているか必ず確認をしましょう。表示されていないときには、通信が正常に行われれていません。
一度プログラムを終了させて、再度起動させてましょう。

ファームウェアのダウンロード(スコープへの書き込み)には、パスワードを聞いてきます。
パスワードは、22−321となっています。
ファームウェアをバージョンアップさせると、起動時のバージョン表示が変更される点と、AKIZUKI表示がメーカー標準表示に変更されます。

PC操作のこつは、BeepをONにして、操作音を出せるようにしておくと良いです。
操作ごとに音がしますので、音を聞いて次の操作を行うと、割と正常に動作します。
連続操作をすると、通信エラーで操作不能になります。
まれに、スコープのメニュー表示が文字化けを起こす場合もあります。
そういったときには、スコープの電源を切って再起動して、再度通信を行うと直る場合があります。
どうしても直らないときには、ファームウェアのダウンロードを再度実行する必要があります。

無理矢理、仕様範囲外で動作させているため、本来の動作とは異なる動きをしているかもしれませんが、どうにか動きますので、携帯オシロにモバイルPCという現場測定が可能になります。
PC接続してもデータロガ的な機能はないようなので、多少見やすい程度しかないかもしれません。


この記事について

2003年4月4日に掲載された