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b-mobileインプレッション

b-mobileの概要

b-mobileは、ベンチャー企業の日本通信株式会社が手掛けるPHSを利用したインターネット常時接続サービスで、正式名称は「bモバイル・プリペイドサービス」だそうです。
DDIpocketで提供している「Air’H」と同じでPHSを利用して、通信速度は32kbpsのパケット通信を行います。
通信速度が32kbpsというのは、ISDNが64kbpsですので半分の速度にあたります。
パケット通信というのはデータを細かく分け1つ1つを小包化(パケット)して伝送する方法です。
通信速度が他のサービスに比べて遅いですが、3月下旬にはISDNを追い抜き128kbps接続となる予定です。

余談となりますが、b-mobileサービスはDDIpocket(2005年ウイルコムに社名変更)のPHSネットワークを利用して、日本通信(株)がDDIpocketが保有する回線から一定量(たしか8MB)の帯域を借りて運営を行っています。企業向けのサービスを入れると、他に2社ほどあるそうです。

Air’Hとの違い

1.料金の支払い方法

Air’Hでは料金プランを決め、毎月必要な金額を支払います。ところが、b-mobileでは1年間の利用料金(接続料金)+PHSカード代金を一括で支払う必要があります。
2年目以降は、PHSカードは買い取りになっているので、利用料金を支払えば延長することが可能だそうです。
このため、購入に7〜8万円の費用がかかります。
Air’Hだと基本料金+常時接続オプションで月5000円以上は必要なため、年間で計算すると支払う金額はそれほど大差ないと思いますが。
しかも、128kbps接続サービスが開始されても、Air’Hは128kbps接続プランに変更し増額が必要なのに対して、b-mobileは追加料金を支払う必要はありません。
また、販売してるPHSカードは1種類しかありませんが、ファームウェアを書き換えることで128kbpsに対応できます。

2.接続について

Air’Hは、端末に種類がいろいろあり、データ通信専用に特化したものを除けば、基本的に携帯電話機能を有しています。携帯電話にデータ通信機能がついているといってもいいでしょう。だから、電話がかけられます。PCFAX機能も利用できるはずです。
ところが、b-mobileは指定された番号以外に電話をかけることができません。
純粋にインターネット接続のためだけに使用することを目的としたカードになります。
ちなみにPHSカードは当然PHSなので電話番号(PHSなので070****)が割り振られています。

3.サービスについて

b-mobileではインターネット接続のみを行っています。
メールアドレスやホームページは、別のISP(プロバイダ)と契約する要があります。
特にメールはISPが設けているアクセスポイント以外からの接続でも送受信可能か確認しておく必要があるでしょう。
あと、接続したときに割り当てられるIPアドレスがグローバルアドレスではなく、プライベートアドレスとなります。リアルタイムのオンラインゲームなどは、ほとんどできないということです。
ゲームをするひとは確認した方がいいでしょう。

4.通話エリアについて

DDIpocketの回線を利用しているため、DDIpocketと同じ通話エリアを持っています。
利用したい場所が、提供エリアに入っているかは、DDIpocketのホームページで調べることができます。
※DDIpocketは、Willcomに社名変更をしました。

実際につかってみました

わたしの場合は、Air’Hとの比較もそこそこにb-mobileを購入してしまいました。(^_^;)
購入できる場所は、b-mobileのホームページ内にあるQ&Aで紹介しています。(私はサンテク(通販)というところで購入しました。たまに利用しているところなので。)近くの量販店で販売しているといいのですけど。

やっぱり気になるのは通信速度

やはり常時接続といっても、欲には限りなく。速度も早いほうがいいですよね。
というわけで、ブロードランド(ADSL実験室)を利用して、ファイルのダウンロードを行いました。(表1を参照)
b-mobileでは、アクセラレータ機能があり、この機能を利用することで通信速度のスピードアップを図ることができるとなっています。アクセラレータ機能は、ブラウザのプロキシ設定をすることで有効にすることができます。どうやら、データ圧縮を行うことで、時間あたりのデータ量を増やし、見せかけの通信速度をあげる技術のようです。そのため、画像をダウンロードすると若干画像が荒くなるらしいですが、そんなに画像にこだわっていなければ気にならないと思います。(少なくとも私は気にならなかったです)

(表1)ダウンロード速度測定(平日AM8:10〜8:50)
ファイル種類 サイズ アクセラレータ 読込時間(sec) 回線速度(kbps) ISDN比
テキスト 1MB ON 124.239 24 0.62
テキスト 1MB OFF 121.074 24 0.64
画像(jpeg) 146kB ON 57.913 16 0.48
画像(jpeg) 146kB ON 93.124 8 0.30
画像(jpeg) 146kB OFF 97.728 8 0.29

表題にあるように、平日の午前8時30分を中心に接続速度の測定を実施してみました。
ちょうど、会社や学校の始業時間ですね。
そのためか、テキストと画像の回線速度差は、8:30を境目に発生しています。
思いの外、回線速度がでていません。このときは、リンク表示がでているのに、ちっとも画面を表示しない状態でした。
アクセラレータ機能は、2〜3割程度アップするとのことなので、40〜50kbps程度にならないかと思ったのですが、いまいち効果が現れていません。
建物内(ビル)での測定で、電波状況が悪くなるため、その影響もあるかもしれません。

モバイルでの駆動時間

PHSでの接続となれば、やはり外出先での通信です。
東芝のLibretto(L2/060TN2L)を使っているので、早速バッテリ駆動時間測定をしてみました。
今回使用したソフトは、「BBench(バッテリベンチマーク)」というソフトです。
Web巡回機能や、一定時間ごとにキー入力をするキーストローク機能をもっているため一定の負荷をかけての測定が可能です。

測定結果をみると、画面輝度が消費電力に大きく影響することがわかります。
画面輝度を最低にすると、昼間では画面の内容をみることができません。
ということで、常時接続時間は概ね1時間30分程度になります。

BBenchによる測定結果

バッテリ駆動時間
運用方法 バッテリー駆動時間 メモ
取扱説明書参考駆動時間 3時間30分 メーカー測定法
インターネット接続をしないで使用 1時間45〜2時間15分 画面輝度はデフォルト
内蔵LAN経由でインターネット接続 2時間20分 BBenchによる雑誌測定
b-mobile(PHS)でインターネット接続 2時間20分 BBench 画面輝度最低
b-mobile(PHS)でインターネット接続 1時間30分 画面輝度デフォルト

アタック状況

今回もBlack ICEDefenderを(Ver2.9canJ)I利用してb-mobileを利用にアタック状況をみてみましたが、アタックの検出はいまのところありません。まだ利用者が少ないのと、プライベートアドレスを使用しているためだと思います。

一応まとめてみました

 b-mobileが提供する、PHSカードを利用したインターネット接続サービスは、回線速度が遅いながらも移動通信体であることを考えればリーズナブルなものになっていると思われます。
 回線速度の遅さも、DDIpocketの128kbps接続サービス開始に伴って、128kbpsまで高速化が図られるため、auのPacketOneやNTTドコモのFOMAに対抗することが可能でしょう。
また通話料金がパケット課金ではなく、定額制であることから、ノートPCやPDAでの利用で添付ファイルを扱うメールや、ホームページの閲覧をする場合には料金的にも優位になるでしょう。
 しかし、料金が1年間分を一括で支払わないといけないことや、PHSカードの消費電力がモバイル向けにもかかわらず大きいことなどが、利用時のハードルとなるでしょう。

記事について

この記事は2002年1月27日に掲載され、1月28日に一部改訂された。